使い捨てのレンズは「ワンデー」「2ウィーク」「1ヶ月」「1年」など、装用期間が設定されています。
もちろんこの期間はわけもなくただ決められたものではなく、しっかりと理由があって設定されたものです。
使い捨てレンズの装用期間について
使い捨てレンズの装用期間を決める基準の1つが、レンズの薄さです。
カラコンを含む使い捨てコンタクトレンズは、使っていくうちにすり減り、少しずつ薄くなっていきます。
装用期間の短いものほど薄くてすり減りやすく、長いものほどすり減りにくいようにできているのです。
装用期間を過ぎたレンズは、劣化して非常に薄っぺらくなってしまい、目に傷がつきやすくなったり、見えにくくなったりしてしまうのです。
また、その状態でレンズが損傷すれば、中の色素などが漏れ出してしまうものもあるでしょう。
眼球に色素が付着すると、非常に重い障害を引き起こしてしまうのです。
ワンデータイプは必ず一日で捨てましょう
使い捨てタイプのレンズの中でも、特にワンデータイプは絶対に再利用してはいけません。
ワンデータイプはかなり薄くて脆く、そもそも洗ったりして付け直すようにはできていません。
無理に洗えば簡単に壊れるでしょうし、だからといって洗わないで装着するのは更に危険です。
こすり洗いや保存液による殺菌で、レンズは緑膿菌などの最近や、アカントアメーバなどの微生物を除去しています。
しかしケアをせずにレンズを装着した場合、これらの最近などが目に感染してしまう可能性があるのです。
緑膿菌は非常に早い進行速度を保つ上に、角膜に穴を開けてしまいます。
アカントアメーバは一度感染すると治りにくく、さらに治療後も後遺症が残りやすい厄介なものです。
ワンデータイプは洗えませんし、洗わないで再利用するのは失明や障害につながります。
少しのお金を惜しんで目をダメにしてしまうのはあまりにももったいないことです。
装用期間を過ぎたら、使い捨てレンズはきっぱりと捨てましょう。