目の良さ、悪さを測る基準となるのが「視力」です。
黒い丸を見て、上下左右のどこが空いているか、という定番の視力テストで計測される数値がこの視力ですね。
カラコンを含むコンタクトレンズには、目の良さを矯正して見えやすくする「度数」という機能がついています。
しかし度数と視力は表記方法も違えば、実は意味も異なるものです。
コンタクトを使う場合、度数と視力の関係について、しっかりと理解することも大切です。
視力と度数について
視力は「0.2」「0.5」「1.0」などの数字で表記されますが、度数は「-0.50」「-3.00」「-10.00」などの数字で表記されます。
また、視力は視力検査によって測られますが、度数は眼科や眼鏡専門店などで機器を用いて測定されます。
これらは測定方法が違っており、結果として出て来る数字の意味も異なるのです。
視力はその人の目の良さや悪さを示すものですが、度数は装着するべきコンタクトレンズやメガネを選ぶための指針となる数字です。
視力は目の良さそのものを表し、度数はフィットするコンタクトを表す、と認識してもらえば問題ありません。
そのため、コンタクトを探す場合は視力ではなく度数を使うことになります。
コンタクトを使うのなら、眼科や専門店でしっかりと度数を計測してもらいましょう。
視力が0.1なら度数はいくつ?
視力から度数を計算する式は、下のようになります。
コンタクトの度数 = -(0.32 ÷ 視力)
そのため、視力0.1なら度数は-3.2と算出されます。
コンタクトの度数は0.5や0.25刻みとなるため、度数-3.00か-3.25、-3.50ぐらいになるでしょう。
この計算式を使えば自分の視力から大まかな度数を計算できますが、この結果を過信してはいけません。
しっかりと眼科などで度数をはかってもらい、より自分に合ったコンタクトを使いましょう。